18日からの一週間の主な国内ニュース

今週、ハノイで開催中の第13期ベトナム国会第3回会議は1ヶ月間の議事日程を終え、閉幕しました。閉会演説を行ったグェン・シン・フン( Nguyen Sinh Hung)国会議長は次のように語りました。

(テープ)

「国内外の経済が困難に直面している背景の中で、国会は国内経済の再構築や農業・農民・農村の各分野向けの投資奨励に関する政策を健全化する必要があります。そのほか、年末までに土地に関する訴訟陳情事件を徹底的に解決し、犯罪防止法改正案を完成させる必要があります」

フン国会議長はこのように語りました。

今回の国会では国会の運営方式の刷新、活動効果の質的向上に関する決議、2012年の経済社会発展に関する決議など多くの重要な決議を発布しました。また、8人の国会議員からの172の質問に対する答弁が行われました。

*次に、今週、ミャンマーのキンアウンミン上院議長はベトナム公式訪問を行っています。ベトナムのグェンシンフン国会議長はキンアウンミン上院議長と会談した際、「ベトナムはミャンマーとの伝統的友好関係と多面的協力関係を重視している」と強調しました。また、両議長は、両国関係強化へ向けて、両国議会の訪問団派遣と経験・情報交換を促進することや友好議員連盟を早期に設立することなどで一致しました。一方、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席はキンアウンミン上院議長と会見した際、「両国の各省庁、部門は両国間の経済協力を強化するために具体的な措置、計画を立案する必要がある」と強調しました。

*次に、今週、ブラジルのリオデジャネイロで開催中の持続可能な発展に関する国連の首脳会議(リオ+20)に出席していたベトナムのグェン・ティン・ニャン(Nguyen Thien Nhan)副首相はこの10年の持続可能な発展事業に対するベトナムの貢献を明らかにすると共に「世界の将来へ向けてのベトナムの立場」について述べました。また、ニャン副首相は今回の会議は歴史的な意義を持つ出来事であり、世界各国が持続可能な発展事業に対する新たな決定を出す良いチャンスでもあると強調するとともに、国連に対し、世界各地域で「グリーン経済センター」を設立し、国連の活動能力を向上させ、そして、温暖化による海面水位の上昇対応策をとるよう提案しました。

*次に、今週、ハノイで、6月24日のベトナム・カンボジア外交関係樹立45周年を記念する式典が行われました。席上、ベトナムのグェン・スァン・フク副首相は「両国は伝統的な友好協力関係を持っている。この関係は経済、貿易、投資をはじめ、すべての分野における良好に発展しており、両国民に利益をもたらしている」と述べました。在ベトナムカンボジア大使館のフン・ファニ大使は「かつてのカンボジアの民族解放事業に対するベトナム共産党、国民の支援に感謝するとともに、両国の関係は絶え間なく発展するよう希望しました。また、ホーチミン市で、ベトナム・カンボジア外交関係樹立45周年を記念する式典も行われました。

*次に、今週、ベトナム外務省のルオンタインギー報道官は声明を発表し、その中で、「ベトナム国会がベトナム海洋法を採択したことは法律システムの健全化へ向けての普通の立法活動の一環で、ベトナムの各海域、島の管理・保護とベトナムの海洋経済開発、国際協力強化への条件作りなどを目指すものだ。残念ながら、中国側はベトナムのこの正当な活動を批判している。これは理にかなわない批判だ。特に、中国はベトナム東部海域いわゆる南シナ海にあるベトナムのチュオンサとホアンサ、および、中沙の3諸島を「三沙市」に格上げすると発表した。ベトナムはこれに強く反対する。」と強調しました。

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