ベトナム 国際線の再開を計画

(VOVWORLD) - 先ごろ、ベトナム航空局は、今年末に国際線を再開する計画を発表しました。4段階で実施されるこの計画は新型コロナの影響で大打撃を受けた航空部門の回復につながると期待されています。

この計画では、第1段階は今年末に、外国人観光客の受け入れを試験的に再開するものです。最初の受け入れ観光地は、南部キエンザン省にあるフーコック島ですが、北部クアンニン省のハロン湾や、中部クアンナム省のホイアン旧市街なども外国人観光客の受け入れを試験的に再開します。入国対象者は、出発前14日間から12か月以内に2回目のワクチン接種を完了した上で、出発前72時間以内にPCR検査を実施し、英文の陰性証明書を当局に提出する必要があります。また、感染したものの、完治した人は完治してからの6か月が過ぎないことを証明する証明書を提出する必要があります。なお、個人旅行は認められておらず、旅行会社のパッケージツアーに参加する観光客のみが入国可能としています。最初の月は1日に1便を運航しますが、次の月には2便に増やす方針です。

第2段階は2022年1月に始まり、中国、日本、韓国、タイ、シンガポール、フランスなどとの定期便を試験的に再開するものです。これらの定期便はワクチン接種の完了あるいは完治を証明する証明書を持つ人しか乗せません。また、乗客は、ベトナムが指定する集中隔離施設で7日間の隔離措置を受けなければなりません。これらの定期便は週4回運航されるとしています。

第3段階はベトナムのワクチン接種の進捗に基づいて展開されますが、2022年4月に始まる予定です。この段階では、定期便が増加し、ワクチン接種完了証明書(ワクチンパスポート)あるいは完治証明書を持つ人だけが隔離措置を受けず入国できるようになります。

第4段階は2022年7月に始まる予定で、各航空会社は市場のニーズに応えて国際線を運航できるようになるとしています。

なお、現在、ベトナムは72の国と地域のワクチンパスポートを認めています。また、ベトナムのワクチンパスポートの認定について80の国・地域とのやりとりをしています。

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