ベトナム、地域と世界の新たな目的地に

(VOVWORLD) - ベトナムは年内に800万人の外国人観光客を迎えるという目標を設定しましたが、その数は1000万人まで増加する可能性があると予測しています。
ベトナム、地域と世界の新たな目的地に - ảnh 1北部山岳地帯ラオカイ省の避暑地サパ町の中心部とベトナム最高峰山を結ぶ登山鉄道「ムオンホア登山鉄道」=traveloffpath.com

7月中に、ベトナムを訪れた外国人観光客の数は延べ100万人を超え、先月と比べて6.5%増となりました。1か月の数字としては、今年初めて100万人を超えました。世界の多くの新聞や旅行サイトは、「観光客の誘致政策を多く展開すると同時に、文化的価値観の促進に重点を置くことにより、ベトナムは地域と世界の新たな目的地になるだろう」と評価しました。

アメリカの旅行専門サイト「トラベル・オフ・パース(Travel Off Path)」は、「ベトナムはアジア地域において新興の目的地であり、東南アジア地域における人気のリゾート観光の目的地になる」と明らかにしました。これに関しては、次の3つの理由を上げています。

1つ目は、8月15日以降に適用される新しいビザ政策により、観光客がベトナムを訪問しやすくなり、簡単に手頃な価格でビザ手続きを完了できるようになるということです。アメリカを含む80か国・地域からの観光客に発給する電子ビザの有効期間は従来の30日間から90日間に延長されるとしています。

2つ目は、ベトナムには多くの自然の景観があり、非常によく保存されていることです。全長3260キロメートルの海岸線を擁するベトナムは美しい自然の風景に恵まれており、能動的な都市があることから、観光客は北部で険しい山岳地帯を体験できる一方、中部と南部では信じられないほど美しいビーチを眺めることができるとしています。

3つ目は、ベトナム政府が観光業の成長を焦点のひとつにしており、多くの観光振興活動を行っています。

一方、ドイツの電子新聞「ドイチェ・ヴェレ」は、「ベトナム・東南アジアの新たな人気の観光地」というタイトルの記事を掲載し、その中で、ビーチや棚田、喧噪な都市など多様な景観、および外国人旅行者のビザ条件の緩和により、ベトナムがいち早く東南アジアの新たな人気の観光地となっている」と伝えました。

同新聞はスティック・ホスピタリティ・グループのボビー・グエン会長の言葉を引用し、その中で、「ソーシャルネットワークでの観光PRと大規模な旅行グループの影響力が国際舞台でのベトナムの人気を高めるのに役立つ。フェイスブックやインスタグラム、ティックトックなどの多くのソーシャルネットワーク、グーグルの広告チャネル、またはその他のオンラインチャネルでベトナム観光をPRすることは、ベトナムのイメージを世界に宣伝する最速の方法である」と明らかにしました。

他方、マレーシア・クアラルンプールの旅行アナリスト、ゲーリー・バウワーマン氏は、「ベトナムの魅力の一つは、観光とビジネスの機会の両方を提供していることである。現在の発展スピードにより、ベトナム観光は東南アジアの新たな観光スポットとなり、この地域の主要な目的地になるだろう」との見解を示しました。

ヒューズ・ホステルズ&トラベル会社によりますと、過去3か月で、ベトナムの宿泊施設に滞在した外国人観光客の数は大幅に増加しました。今年、ベトナム政府は観光客数をより多く増やす目標を目指し、さまざまな措置をとっています。

ベトナムは年内に800万人の外国人観光客を迎えるという目標を設定しましたが、その数は1000万人まで増加する可能性があると予測しています。

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