年初5か月間の経済の前向きな変化

(VOVWORLD) -年初5か月間、ベトナムの社会経済状況は良好な傾向を維持しており、マクロ経済は安定し、インフレは抑制され、主要なバランスは保証されています。

これは、先ごろ統計総局が発表した今年5月および年初の5か月の社会経済状況に関する報告書の情報です。具体的には、5月の工業生産指数が先月と比べて3.9%増、前年同期と比べて8.9%増となりました。

年初5か月の累計でも、63の省・市の中の55の省・市でこの指数は前年同期と比べて、6.8%増となっています。また、年初5か月間、製造加工業は外国直接投資誘致の面でトップに立っています。経済専門家のグエン・ミン・フォン氏は次のように語りました。

(テープ)  

「年初来の明るい材料とは、繊維や革靴などの受注増加や、昨年は消費低迷に苦しんだ業界の回復、観光と外国直接投資の目覚ましい伸びなどが挙げられます」

また、年初いらい、ベトナムへのFDI外国直接投資総額は約110億7千万米ドルに達し、昨年同期と比べ2%増となっています。年初5か月間でベトナムで実施されたFDI総額は約82億5千万ドルに達し、昨年同期と比べ7.8%増加しています。これはベトナムの投資環境の魅力を示しており、経済に巨額の外資を供給しています。

そのほか、年初いらい、外国人投資家は全国47の省と市に投資してきました。その中で最も多くの投資額を受け取ったのは南部バリア・ブンタウで、次いで、ハノイ、北部バクニン省、ホーチミン市、南部ドンナイ省、東北部クアンニン省、北部バクザン、北部港湾都市ハイフォン、北部タイグエン省、北部フンイエン省が続いています。

これら 10 の省と市への投資した金額は全国への投資額のほぼ 75% を占めています。良好なインフラ、安定した人材、行政改革と投資振興における取組は、投資を誘致する上で大きな利点となってきました。

ここ数カ月間ベトナムが社会経済面で達成した前向きな成果を前に、国内外の多くの経済団体はベトナムの第2四半期と今年のGDP成長率が「最も速い成長国」のリストに入るものと予測しています。

ご感想

他の情報