フォーラムの様子

フォーラムの議論で、参加者らは、「短期･中期･長期的には、ベトナムは『底力』を最大限に活用する必要がある。その中で、内なる力を重視するとともに、『外部リソース』を効果的に活用し、新しいモチベーションを構築する。同時に、消費・生産･投資に関する行為の変化、従来のモチベーションを刷新することも重要だ」と提案しました。また、デジタル経済の開発、労働生産性の向上、民間経済セクターの発展、体制の完備と質的向上などの新しいモチベーションは効果的に活用されるべきだとしました。IMF＝国際通貨基金ベトナム事務所のヨッヘン・シュミットマン所長は将来、ベトナム経済、中でも輸出や不動産市場が急速に回復するが、グローバルサプライチェーンの断絶の影響により、製品への需要が減ってしまうことから、より厳格な金融政策や公共投資のボトルネックの解消など、適切な政策を講じなければならないとの見解を示しました。

フエ議長

フォーラムで発言に立ったブオン・ディン・フエ国会議長はこれらの提案を高く評価した上で、持続可能な開発を目指して、外国投資の誘致によるモチベーションを活用するとともに、輸出を促進する必要があるとも提案しました。フエ議長によりますと、地域連携の促進、ベトナム経済の動力の回復、民間経済セクターと国内企業の発展、デジタル経済･グリーン経済の促進、経済体制の完備と質向上、経済の自主・自力能力の向上とグローバル・バリューチェーンにおけるベトナムの地位向上という5つの新しいモチベーションにも配慮する必要があるということです。

フエ議長は次のように語っています。

（テープ）   

「我々は行政手続きや、経営投資環境の改革を継続し、有利な経営環境を構築し、信頼を克服し、経営環境に新風を吹き込まなければなりません。これらは重要な要求です」