中部の沿海地帯にあるダナン市の観光局が旅行会社と協力して、「ダナン・サンキュー2020」という観光振興パッケージ・ツアーを発表してから1か月たった現在、ダナン市の観光活動が急速に復興しています。ダナン市は国内の観光客にとって安全で、理想的な目的地となっています。

この１か月間、ダナン市を訪れた観光客の数は延べ１９万人に達しました。その中で、景勝地の五行山やチャム族の博物館、美術博物館などダナン市内の有名な見どころを訪れた観光客の数は１万８千人、ダナン市のエンターテイメント・アミューズメントパークである「サンワールドバナヒルズ」を訪れた観光客は１３万人にのぼりました。

サンワールドバナヒルズのグェンラムアン責任者によりますと、ダナン市の行政当局が観光活動の再開を許可した直後、４月３０日と５月１日のメーデーのゴールデンウイークの時期に、サンワールドバナヒルズは観光振興キャンペーンを展開しました。これにより、中部高原地帯テイグェン地方に住む観光客を対象に、ケーブルカーの料金の６割引が展開されるようになりました。

また、５月１５日から７月１５日にかけて、『サンワールドバナヒルズ』は『ベトナムを愛好し、ベトナムを旅行に行こう』という観光振興キャンペーンを展開します。

一方、ダナン市の遊園地「アジア パーク」は改修のため４か月間稼働を一時的に休止してから、７月２日に再開しました。７月中に、このアジア パークに行く観光客は無料で入場できるようになります。

改修してから、ダナン市のアジアパークはより多くの近代的なゲームとショッピングセンターが加わります。観光不動産開発を手掛けるサングループ所属サンアール株式会社のフン・テイ・タイン・トゥイ経営責任者は次のように語りました。

（テープ）     

「新型コロナウイルス感染症の拡大で社会的距離措置が取られた期間中に、私たちはアジアパークの改修を行うと共に、このパークにある設備や施設のメンテナンスを実施しました。サングループは常に地元の行政府と協力して、観光振興活動に積極的に参加しています」

また、ダナン市にあるソンチャ・ナイトマーケットのグエン・ズアン・ドン代表取締役によりますと、この市場はさる５月に再開しました。現在、一日に平均およそ４千～５千人がこの市場に行きます。特に、週末には、その数が急増しています。今年の７月と８月に、国内の観光活動が回復される見通しです。