*先週、イエメンのリヤド・ヤシン外相が滞在先のシャルムエルシェイクで毎日新聞と会見し、サウジアラビア主導の連合軍の攻撃を受ける反政府イスラム教シー ア派武装組織フーシが、3月27、28の両日に弾道ミサイル3発を国内で使用したことを明らかにしました。外相は「ミサイル攻撃を連合軍の空爆に見せかけて、反サ ウジ感情をあおる戦略だ」と指摘し、フーシ側が依然としてミサイルを保有しており、「非常に危険だ」と述べました。
* 先週、スイスのローザンヌで行われたイランの核問題をめぐる欧米など6カ国とイランの協議は月末までの枠組み合意を目指して協議を続けました。ただ交渉関係者らは、妥協点を見い出せないまま物別れに終わる可能性も指摘しました。協議では、イランがウラン濃縮のために使用できる遠心分離機の数や、医療目的での核関連開発などについて妥協点を探っています。
*先週、スイスのジュネーブで開催されていた第28回人権理事会において,日本やEUが共同提出した朝鮮民主主義人民共和国の人権状況決議案が,賛成多数で採択されました。本年の決議は,昨年12月の国連総会決議の採択を歓迎するとともに,同月,国連安全保障理事会が初めて,「朝鮮の状況」を議題として採択し,朝鮮民主主義人民共和国の人権状況が議論されたことを歓迎し,安保理の継続的かつ積極的な関与を期待しました。
* 先週、「シンガポールで建国の父」と呼ばれたリー・クアンユー元首相の国葬が営まれ、雨の中を集まった何千人もの市民が、目覚ましい経済繁栄の礎を築いた初代首相に別れを告げました。葬列は国旗に覆われた棺を乗せて、国葬が営まれる国立大学まで静かに市内の通りを進み、沿道には大勢の市民が詰めかけてリー氏の死を悼みました。
* 地球温暖化の防止を呼び掛ける環境キャンペーン「アースアワー」が行われた28日夜、パリの象徴であるエッフェル塔、ベルリンのブランデンブルク門の照明が落とされ、有名な香港の夜景も姿を消すなど、世界各地のランドマークが消灯しました。
* フランス南東部のアルプス山中で起きたドイツの旅客機の事故で、旅客機を故意に墜落させた疑いが強まっている副操縦士は目の病気で治療を受けていたとドイツのメディアが伝えました。乗客乗員150人を乗せたドイツの航空会社ジャーマンウィングスの旅客機は、24日、フランス南東部で墜落し、機長が席を離れて操縦室で1人になった時にアンドレアス・ルビッツ副操縦士が旅客機を故意に墜落させた疑いが強まっています。