(VOVWORLD) -先週、アメリカのドナルド・トランプ大統領は、自身が提案したパレスチナ・ガザ地区をめぐる和平案の第1段階に、イスラエルとイスラム組織ハマスが合意したと発表しました。
(写真:: THX/TTXVN) |
エジプトやカタールなどの仲介役はこの日、ガザ停戦や人質解放に向けて7時間にわたり交渉したという。イスラエルとハマス、仲介役も合意を認めました。
トランプ氏は自分のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に、「イスラエルとハマスが我々が提案した和平計画の第1段階に合意した」と投稿しました。
さらに、「これにより、すべての人質が間もなく解放され、イスラエルは合意された(撤退)ラインまで部隊を撤退させることになる。これは強固で耐久性のある永続的な平和への第一歩だ。すべての当事者は公平に扱われる!」とし、こう続けました。
トランプ大統領が発表した「20項目のガザ和平案」によれば、イスラエルとハマスの双方が合意した後、戦闘は即時終結し、イスラエルの全人質が返還され、イスラエルは終身刑囚250人と拘束されたガザ住民 1,700人を釈放し、ガザ地区への全面的な支援物資が直ちに送られることになっています。
これに先立つ9日、アメリカ政府は、パレスチナ自治区ガザの安定化支援のため、イスラエルに最大200人の部隊を派遣すると発表しました。ただ、米軍のガザ入りは予定していないといいます。
ホワイトハウスのレビット報道官はソーシャルメディアへの投稿で、米軍はイスラエルにおけるガザ和平合意の監視を任務とし、現地にいる他の国際部隊と協力すると述べました。
米軍はガザへの支援の流れを促進するタスクフォース「民軍調整センター(CMCC)」を立ち上げる予定です。2人の政府関係者によりますと、エジプト、カタール、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)の代表も加わることになるとしています。