アメリカとイラン それぞれが収監していた相手国の市民を釈放
(VOVWORLD) -アメリカとイランは、それぞれが拘束して収監していた相手国の市民を釈放し、交換しました。トランプ大統領はイランが対話に応じるきっかけになることに期待を示したものの、イランのアメリカに対する不信感は根強く、関係改善に向かうかどうかは不透明です。
アメリカのトランプ大統領は7日、声明を発表し、スパイ活動を行ったとして3年前にイランに拘束され、収監されていた中国系アメリカ人の男性が、釈放されたことを明らかにしました。
また、アメリカ政府高官は、イランへの制裁に違反する物資を海外に持ち出そうとしたとして去年拘束し、収監した、イラン人の研究者の男性を釈放したことを明らかにしました。
アメリカのメディアは、両国によってそれぞれ釈放された2人は、スイスで交換されたと伝えています。
トランプ大統領はツイッターに「非常に公正な交渉についてイランに感謝する。われわれは、一緒に取り引きができる!」と書き込み、イランの対応を評価したうえで、イランがアメリカとの対話に応じるきっかけになることに期待を示しました。
しかし、イランのアメリカに対する不信感は根強く、両国が今回それぞれが拘束した市民を交換したことをきっかけに、関係改善に向かうかどうかは不透明です。(NHK)