(VOVWORLD) - 協議内容を知る2人の高官によりますと、アメリカの停戦案に基づき、イスラエルはガザ北部へパレスチナ人15万人の帰還を検問なしで認める構えです。
4月8日、パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスで、イスラエル軍による攻撃で荒廃した街並み=THX/TTXVN |
イスラエルは、エジプトで行われたパレスチナ自治区ガザでの停戦に関する協議で、ガザ北部へのパレスチナ人避難民の帰還を検討する姿勢を示していますが、イスラム組織ハマスとの合意には至っていないと、同国の高官が10日に述べました。
協議内容を知る2人の高官によりますと、アメリカの停戦案に基づき、イスラエルはガザ北部へパレスチナ人15万人の帰還を検問なしで認める構えです。
この合意の条件として、ハマスは拘束している人質の生存者、特に女性や高齢者、病人のリストを提供することが求められます
一方、ハマスは9日に、仲介役のカタールとエジプトから受け取ったイスラエルの提案に対し、パレスチナ諸派の要求を一つも満たしていないと反発しました。ただし、提案内容を検討し、仲介国に回答を示すと述べました。
イスラエル側は、ハマスがまだ合意に至っていないとの認識を示しています。(ロイター)