ベトナムで東南アジア銅鑼音楽祭、無形遺産登録20周年を記念
(VOVWORLD) - ベトナム中部ラムドン省のスアンフォン・ダラット地区で20日夜、東南アジア銅鑼音楽祭が開催されました。ベトナムのほか、ラオス、カンボジア、マレーシアの芸術家が参加しました。
この音楽祭は、ベトナム中部高原地帯テイグエン地方の銅鑼文化空間がユネスコの無形文化遺産に登録されて20周年を記念するものです。
銅鑼は東南アジアの山岳地帯に暮らす少数民族が、儀式や祭りで使用する伝統楽器です。ベトナム中部高原の銅鑼文化は2005年、ユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作」に認定されました。
ラムドン省は、この貴重な文化遺産を保存し発展させていくと表明しています。芸術家やコミュニティが銅鑼文化を実践し、次世代に伝承できる環境を整備するとしています。
また、国際交流の拡大と持続可能な文化観光の発展を通じて、世界におけるベトナム文化の地位向上に貢献していく方針です。
ダラット市は2023年、ユネスコの音楽分野における創造都市ネットワークに加盟しており、今回の音楽祭はその公約を実現する取り組みの一つとなっています。