イスラエル軍 レバノン空爆

(VOVWORLD) -イスラエル軍は20日、隣国レバノンの首都ベイルートに空爆を行い、イスラム教シーア派組織ヒズボラの幹部を殺害しました。

ロイター通信は情報筋の話として、建物の地下室を狙って複数のミサイルが着弾したと伝えています。

ヒズボラもアキル司令官の死亡を認め、レバノンの保健省はこの空爆でこれまでに31人が死亡したと発表しています。

イスラエル軍は、司令官とともにヒズボラの精鋭部隊のメンバーも殺害したとしていて、去年10月のイスラム組織ハマスによる大規模な攻撃のような作戦を計画していたと主張し、空爆を正当化しました。

また、ガラント国防相は空爆のあとSNSに「敵には逃げ場はない」と投稿し、レバノンと接するイスラエル北部から避難している人たちを安全に帰還させるまでヒズボラへの攻撃を続ける方針を強調しました。

一方、ヒズボラは、今月17日から相次いだ一連の通信機器の爆発がイスラエルの犯行だとして報復する構えを示し、20日には150発のロケット弾をイスラエル側に発射したとされていて、攻撃の応酬が激しさを増し、紛争の拡大につながることが懸念されています。(NHK)

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