イスラエル軍、ハマスの地下壕標的に作戦展開 ガザ市包囲
(VOVWORLD) -イスラエルの地上部隊は8日、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに築いた広大な地下壕を特定し、破壊する作戦を展開しました。イスラエルによる攻撃が次の段階に入ったことを意味します。
(写真:IDF/Reuters) |
イスラエル軍はガザ北部の中心都市、ガザ市を包囲。ガラント国防相は7日、ガザ市の中心部に進軍したと表明しました。一方、ハマスは戦闘員がイスラエル軍に甚大な損害を与えたと主張しています。
イスラエル軍報道官は、ガザの地下数百キロにわたってハマスが構築した地下壕を破壊するため爆発装置を使用していると説明しました。イスラエル軍は、地下壕を使って待ち伏せするハマス戦闘員の激しい抵抗に直面しているもようです。
ハマスが連れ去った人質は地下壕に捕らえられているとみられており、イスラエル側は、軍事作戦が人質をさらに危険にさらす可能性があると懸念しています。
ハマスの幹部ガジ・ハマド氏はアルジャジーラTVに「民間人を殺害する以外の軍事的成果を上げることができたのか、イスラエル軍に問いたい」とした上で「ガザを破壊することはできない。米国とシオニスト(ユダヤ民族主義者)の喉のとげであり続けるだろう」と語りました。(ロイター)