イランの核開発問題を巡っては、今月26日にカザフスタンで、イランと欧米など関係6か国との協議が、およそ8か月ぶりに再開される予定です。
これを前に、イランのアッバシ原子力庁長官は23日、新たに16基の原子力発電所を建設する計画を発表し、カスピ海沿岸部やペルシャ湾沿岸部などを建設予定地に選定しました。イランは去年、ペルシャ湾沿岸のブシェールに原子力発電所1基の稼働を始めており、増設は国内の電力需要を賄うためだとしています。
さらにアッバシ長官は、イラン国内に新たなウランの資源が見つかり、過去の調査と比較して5倍近くの埋蔵量になったと発表し、平和目的とする核開発を推し進める姿勢を強調しました。