インド総選挙、2回目の投票始まる 与党優位揺るがず
(VOVWORLD) - インドにおいて、26日に下院総選挙の2回目の投票が開始されました。
(写真:ANI) |
与野党は宗教差別、積極的差別是正措置(アファーマティブアクション)、税金などに焦点を当て、激しい選挙戦を繰り広げています。
投票は6月1日まで、合計7回にわたって行われます。開票は6月4日に行われます。
世論調査によりますと、モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)が過半数を容易に獲得すると予想されており、モディ氏は異例の3期目に入る見込みです。
2回目の投票は13の州と連邦準州が対象であり、下院の全543議席のうち88議席が争われます。有権者の数は1億6000万人です。
議席の半数以上は南部のケララ州、カルナータカ州、北西部のラジャスタン州が占めています。
最大野党である国民会議派のラフル・ガンジー元総裁も今回の投票の候補者の一人です。彼はケララ州から立候補し、インド共産党やBJPなどの候補者と対決します。
1回目の投票では、投票率が約65%と前回の19年の約70%から低下しました。夏の暑さや結婚式シーズンによる投票率の低下が懸念されています。(ロイター)