ウクライナとロシア、23日に3回目の直接協議へ 依然隔たり大きく

(VOVWORLD) - ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナとロシアの3回目の直接協議が今月23日にトルコで行われる予定だと明らかにしました。両国の間には和平に向けた主張の大きな隔たりがあり、協議は難航するものとみられます。
ウクライナとロシア、23日に3回目の直接協議へ 依然隔たり大きく - ảnh 1ウクライナ代表団、2025年5月にイスタンブールで行われたロシアとの協議に参加(写真:ロイター)

ゼレンスキー大統領は21日、両国の代表団による協議がトルコで23日に行われる見通しであると発表しました。

ウクライナとロシアによる直接協議は先月2日に行われており、その際には捕虜の交換や遺体の返還について合意が得られたほか、双方が和平に関する覚書を提出していました。

ウクライナ側は、少なくとも30日間の無条件の停戦を求めていますが、ロシア側は一方的に併合を宣言したウクライナ東部および南部の4つの州から、ウクライナ軍が完全に撤退することを要求しており、主張の隔たりは依然として大きい状況です。

こうした中、アメリカのトランプ大統領は、ロシアが停戦に応じず攻撃を続けていることにいらだちを募らせており、ロシアが今後50日以内に停戦に応じなければ、厳しい関税措置を取ると警告しています。

一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は22日、「現在の状況では、奇跡のような突破口を期待する理由はない」と述べ、大きな進展は見込めないとの認識を示しました。(NHK)

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