ウクライナ穀物輸出協定、延長と拡充に取り組む=国連調整官
(VOVWORLD) -国連のマーティン・グリフィス事務次長(人道問題担当)兼緊急援助調整官は10日、7月に国連の仲介で成立したウクライナ産穀物輸出に関する協定が延長され、さらに拡大する可能性があるとの見方を示しました。
(写真:AFP/ TTXVN) |
協定締結後これまでに600万トン以上の穀物、その他の食品が黒海から輸出されました。協定は来月に失効する可能性があります。グリフィス氏ら国連の担当者は今月、モスクワを訪れロシア当局者と協議することになっています。
グリフィス氏は会見で、ロシアがこの日ウクライナの首都など複数の都市にミサイル攻撃した影響を問われ、「協定の更新を求めるべきというのが国連の立場である。わたしは、(更新)のみならず、4カ月というサイクルからさらに踏み出す必要があると確信している」と述べ、協定の期間を1年にすべきとの考えを示しました。
その上で、国連では、協定が対象とする品目を肥料原料など、さらに拡大する方向で取り組んでいると説明しました。現行の協定には硝酸塩肥料の主成分であるアンモニアが含まれています。(ロイター)