(VOVWORLD) - ベトナム外務省のグエン・ミン・ヴ次官によりますと、12月12日と13日の両日に行われる中国の習近平党総書記兼国家主席夫妻のベトナム国賓訪問はベトナム・中国関係に「新たな定位」と「新たなレベル」をもたらす見通しです。
ベトナム外務省のグエン・ミン・ヴ次官=Lâm Khánh/TTXVN
|
この訪問は、中国共産党第20回全国代表大会後、中国の党と国家の最高指導者による初のベトナム訪問であり、ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長の中国訪問からちょうど1年後に行われるものでもあります。
双方は今回の訪問を通じて、3つの課題に期待をかけます。1つ目は、二国関係の「新たな定位」と「新たなレベル」への期待。具体的には、両国の指導者が過去15年間にわたった両国の包括的な戦略的協力パートナーシップの成果を基礎に、「持続的・実質的・効果的」という方向にそって双方関係を発展させていく協力枠組みを定めることです。
2つ目は、あらゆる分野における実質的な協力成果への期待。具体的には、今後、多くの分野で複数の協力合意書が締結され、政府機関や、地方、企業などの協力の効果向上のための重要な基盤を作り出す見通しであることです。
3つ目は、各機関と人民各層にプラスの波及効果をもたらすことへの期待。つまり、今回の訪問とグエン・フー・チョン書記長の中国訪問は、各部門、機関、地方自治体、人民、組織に原動力と推進力を生み出し、強固な社会基盤づくりや両国関係の良好な発展に貢献するといことです。