ガザ地区で物資の配給めぐり798人死亡 国連が発表

(VOVWORLD) - 国連人権高等弁務官事務所は、パレスチナ自治区ガザ地区で5月末から支援団体が行っている物資の配給をめぐり、少なくとも798人が殺害されたと発表しました。
ガザ地区で物資の配給めぐり798人死亡 国連が発表 - ảnh 1ガザ地区ジャバリア難民キャンプで、支援食料の配布を待つ住民たち(写真:THX/TTXVN)

OHCHR=国連人権高等弁務官事務所は11日、アメリカとイスラエルが主導する「ガザ人道財団」などによる支援物資の配給に関連し、5月末から今月7日までに少なくとも798人の死亡が確認されたと明らかにしました。

「ガザ人道財団」が運営する配給場所の周辺では、これまでも多くの犠牲者が出ており、国連などは「国連を中心とした枠組みで配給を行うべき」と訴えています。

一方、ロイター通信によりますと、ガザ地区各地の病院では燃料不足が深刻化しており、1台の保育器に複数の赤ちゃんを詰め込まざるを得ない状況が続いているということです。

燃料や発電機の部品の不足により、救命措置の継続を断念せざるを得ない病院や、閉鎖に追い込まれる病院も相次いでいて、医療従事者たちは強い危機感を抱いています。(日本テレビ)

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