カリブ海ハイチでM7.2の地震 住宅倒壊など少なくとも304人死亡
(VOVWORLD) - USGS=アメリカ地質調査所によりますと、震源は首都ポルトープランスから西におよそ125キロで、地震の規模を示すマグニチュードは7.2と推定されています。
倒壊した家屋=ロイター |
カリブ海の島国ハイチで地震があり、これまでに少なくとも304人が死亡、およそ1800人がけがをし、当局は救助活動を急いでいます。
日本時間の14日午後9時半ごろ、現地時間の14日午前8時半ごろ、ハイチの西部で地震が発生しました。
USGS=アメリカ地質調査所によりますと、震源は首都ポルトープランスから西におよそ125キロで、地震の規模を示すマグニチュードは7.2と推定されています。
ハイチ政府によりますと、この地震でこれまでに少なくとも304人が死亡、およそ1800人がけがをしたということです。
政府は非常事態宣言を出し、被害の把握を進めるとともに、救助活動を急いでいます。
現地からの映像では、住宅の1階部分がつぶれるなど多くの建物に被害が出ていることがわかります。
ポルトープランスにある日本大使館によりますと、ハイチ在住の日本人は全員、無事を確認したということです。
ハイチでは2010年に30万人以上が犠牲になる地震があり、その後もハリケーンの被害などで復興が進まず、貧困や治安の悪化が問題となっています。
先月にはモイーズ大統領が暗殺され、現在は首相に就任した元閣僚のアンリ氏が国政を担っています。(NHK)