(VOVWORLD) - 25日、国家主席官邸で、チャン・ダイ・クアン国家主席は、ベトナムを訪問中のアメリカのジェームズ・ノーマン・マティス国防長官と会見しました。
席上、クアン主席は、「ベトナムは常に、アメリカとの全面的関係を重視し、『それぞれの国の独立・主権・領土保全・政治体制の相互尊重』という原則で、その全面的パートナーシップを発展させていきたい」と再確認するとともに、アメリカがインド洋と太平洋地域での平和・安定・協力・発展のための長期的な協力を公約したことを歓迎しました。
また、「ベトナムはアメリカとともに、相互尊重・相互理解という原則で両国間の協力を深化・発展させていくことを希望している」強調しました。両国の国防協力に関し、クアン主席は、「ベトナム国防省とアメリカ国防総省が両国の首脳らが達成してきた共同宣言と合意を効果的に展開するよう」訴えました。
さらに、「ベトナムはMIA=行方不明米兵の捜索活動において、アメリカと効果的に協力していく」と確約した上で、アメリカ側に対し、ビェンホア飛行場のダイオキシンの除去や、ハミルトン級巡視船のベトナムへの移転を進めていくよう求めました。
クアン主席は、「双方は、今年3月に行われるアメリカの空母のベトナム訪問の準備作業や、捜索・救難、自然災害対応、人材育成、国防産業協力に力を入れる必要がある」とし、「双方の善意と決意により、今後も両国関係がさらに発展していく」との確信を表明しました。
一方、マティス長官は、「アメリカはベトナムとの全面的パートナーシップを重視しており、ベトナムと共にあらゆる分野で協力を促進するために取り組んでいる」と再確認するとともに、「戦争中に行方不明となったベトナム兵の捜索や、ビェンホア飛行場のダイオキシンの除去などで、ベトナムと協力していく」と明らかにしました。