(VOVWORLD) - クグラー氏は今秋から、アメリカ・ジョージタウン大学の教授に復帰する予定だということです。
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備理事会は1日、クグラー理事が今月8日付で退任すると発表しました。任期は来年1月まででしたが、それを待たずに退任する形です。
クグラー氏は今秋から、アメリカ・ジョージタウン大学の教授に復帰する予定だということです。7月29日から30日にかけて行われたFOMC=連邦公開市場委員会を欠席しており、現職理事の会合欠席は異例とされています。
今回の早期退任により、来年5月に任期が満了するパウエル議長の後任選出のプロセスや時期に影響が出る可能性が指摘されています。
また、パウエル議長への批判を繰り返しているトランプ大統領が、将来の議長候補としてクグラー氏の後任に誰を指名するのか注目が集まっており、一部ではトランプ氏が自身の意向を反映した人事を行うのではないかという見方も出ています。(ロイター)