(VOVWORLD) -コンゴ民主共和国では紛争や武装勢力の影響によって、昨年だけでも170万人が避難民となっています。
コンゴの難民キャンプにいる子ども
(写真:AFP/TTXVN)
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ノルウェー難民評議会は昨年末、「これは巨大危機だ。人々が暴力から逃げるそのスケールはとてつもなく、シリアやイエメン、イラクを凌ぐペースだ」と発表しました。コンゴでは2016年、平均して毎日5000人が家を追われたことになりました。
UNICEF=国連児童基金は昨年末、コンゴ民主共和国南西部カサイで、5歳以下の子ども40万人以上が深刻な栄養失調状態にあり、緊急支援が行われなければ2018年の間にも餓死する恐れがあると警告しました。
ユニセフ・コンゴ民主共和国事務所のタジュディーン・オイウェイル代表代理は、「何か月にもわたり多くの家族が厳しい避難生活を強いられていることによって、カサイ地方の深刻な栄養失調や不安定な食料供給がもたらされている」と述べました。