タイとカンボジアが和平合意 重火器撤去と捕虜解放を実施へ

(VOVWORLD) - トランプ大統領は調印式で「対立を終わらせる歴史的な合意だ」と述べ、「両国が画期的な一歩を踏み出した」と自賛しました。
タイとカンボジアが和平合意 重火器撤去と捕虜解放を実施へ - ảnh 1カンボジアが両国の国境地帯で、重火器や軍事装備の一部を撤去・移送する作業を正式に開始(写真:カンボジア国防省)

7月に国境地帯で発生した軍事衝突をめぐり、タイとカンボジアは26日、マレーシアの首都クアラルンプールで和平合意に署名しました。署名式にはアメリカのトランプ大統領とマレーシアのアンワル首相が立ち会い、東南アジア諸国連合(ASEAN)の監視団の下で、両国は国境地帯から重火器を撤去し、タイ側が拘束していたカンボジア人捕虜を解放することなどを盛り込んだ共同宣言を発表しました。

トランプ大統領は調印式で「対立を終わらせる歴史的な合意だ」と述べ、「両国が画期的な一歩を踏み出した」と自賛しました。ただし、軍事衝突の根本的な原因となっている領有権問題の解決にはなお時間がかかる見通しで、今後は合意内容の履行が焦点となります。(共同通信)

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