タイ首相、下院解散の意向か カンボジアとの衝突で不透明感
(VOVWORLD) - アヌティン氏が率いる中道政党「タイの誇り党」は、定数500の下院で69議席にとどまっていますが、改革派の最大野党「国民党」などの閣外協力を得て、9月に政権を発足させました。
アヌティン氏は2025年9月、タイ国会で首相に選出された(写真:タイ首相府) |
タイのメディアは11日、アヌティン首相が下院を解散する意向を固めたと一斉に報じました。閣外協力の関係にあった野党と、憲法改正をめぐって対立が決裂し、解散に追い込まれた可能性があると伝えています。カンボジアとの国境地帯では衝突が続いており、情勢は不透明感を増しています。
アヌティン氏は11日夜、フェイスブックに「権力を国民に返還する」と投稿しました。7日から続いているカンボジアとの衝突の再燃をめぐっては、アメリカのトランプ大統領が9日、両国の首脳らと電話会談を行う意向を示しています。
アヌティン氏が率いる中道政党「タイの誇り党」は、定数500の下院で69議席にとどまっていますが、改革派の最大野党「国民党」などの閣外協力を得て、9月に政権を発足させました。(共同通信)