タリバン幹部「新政権に民主制はない」 ロイター報道
(VOVWORLD) - アフガン全土を制圧したタリバンは17日の記者会見で、イスラム法の範囲内で女性の権利を尊重するなどと表明しました。融和路線を強調して国際社会からの承認を求めましたが、民主主義を完全に排除すれば、国際社会の対応は厳しくなりそうです。
アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバンの幹部は、同国の新政権が民主制にはならないとの見通しを示しました。ロイター通信が18日、インタビュー内容を報じました。統治評議会がイスラム法に基づく統治を敷くということです。
タリバンのハシミ幹部が語りました。「新政権のシステムはイスラム法に基づくことが明らかで、そこに民主主義の制度は全くないだろう」と述べました。アフガンには「民主主義の土台がない」ことが理由だと主張しました。最高指導者のアクンザダ師が政権を率いるとの見通しも語りました。ただ、現時点で議論は行われておらず、決定ではないということです。
アフガン全土を制圧したタリバンは17日の記者会見で、イスラム法の範囲内で女性の権利を尊重するなどと表明しました。融和路線を強調して国際社会からの承認を求めましたが、民主主義を完全に排除すれば、国際社会の対応は厳しくなりそうです。(日本経済新聞)