健康ケアに関して、チン首相は、診療中心から国民の健康を守る予防型のアプローチへの転換を図るべきだと強調し、「国民の健康を守ることは最優先であり、戦略的かつ長期的な課題」と述べました。特に、2層構造の地方行政モデルによる医療体制の整備、山間部・離島・少数民族居住地における医療アクセスの平等確保、予防医療や基礎医療の充実、国民の体力向上、高齢化への対応などの重要性を指摘しました。

また、医療の質の向上とともに、スマート病院・デジタル病院の構築を進め、段階的に医療費を無償化する方針を示しました。まずは子ども向けの診療の無償化から開始すると明らかにしました。

教育分野に関しては、草案における義務教育、職業教育、高等教育、大学院教育の各レベルの範囲を明確にし、教育の「ボトルネック」とされる課題への対応策を具体化する必要があるとしています。特に、国境地域や離島における教育の平等な機会確保が重要だと強調しました。

チン首相は、保健省および教育訓練省に対し、2つの決議案の内容をさらに充実させ、国会での承認後には、保健・教育分野における国家目標プログラムの策定に繋げるよう指示しました。