メルコスール、ベトナムとの特恵貿易協定交渉開始を発表
(VOVWORLD) -12月20日、ブラジルのフォス・ド・イグアスで開催された第67回南米南部共同市場(メルコスール)首脳会議で、ブラジルのマウロ・ヴィエイラ外相は、ベトナムとの特恵貿易協定(PTA)交渉の開始を発表しました。
メルコスール議長国の代表として声明を出したヴィエイラ外相は、ベトナムが同共同体にとって極めて重要な貿易相手国であることを強調しました。
現在、ブラジルは中南米地域におけるベトナム最大の貿易相手国となっています。両国の二国間貿易額は近年急速に拡大しており、2024年には77億ドルに達しました。両国は今後、貿易額を2025年までに100億ドル、2030年までに150億ドルに引き上げるという目標を掲げています。
ベトナムからブラジルへの主な輸出品は、水産物、ゴム、繊維・衣類、履物、鉄鋼などとなっています。一方、ブラジルからの輸入品は、大豆、小麦、トウモロコシ、飼料およびその原料、綿花などです。