チン首相、サウジアラビアの大手経済グループ等の代表と会見
(VOVWORLD) -ASEAN=東南アジア諸国連合とGCC=湾岸協力理事会の首脳会議への出席、およびサウジアラビア訪問を機に、19日午後、サウジアラビアの首都リヤドで、ファム・ミン・チン首相は総合エネルギー・化学企業「アラムコ」社、サウジ開発基金、サウジ公共投資ファンドの指導者と会見しました。
TTXVN撮影
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「アラムコ」社の指導者との会見で、チン首相は、同社が石油ガス分野においてベトナムに進出していることを歓迎するとともに、「アラムコ」社がベトナムの国家石油ガスグループのサウジアラビアでの石油サービス供給活動への参加に好ましい条件を提示するよう提案しました。これに対し、「アラムコ」社の代表は、ベトナムへの投資チャンスを得る意向を表明するとともに、ベトナム政府に対し同社の技術者代表団がベトナム市場の視察と調査を行うことに同意するよう求めました。
サウジ開発基金の指導者との会見で、チン首相は、同基金がベトナムのODAプロジェクトに対し合計1億6500万ドルの優遇借款を提供してきたことを高く評価するとともに、双方に対し、既に達成した公約を早期に遂行するよう求めました。一方、サウジ開発基金のスルタン・アルマーシャド最高経営責任者は、過去13年間で、同基金はベトナムにおいて13件のプロジェクトを実施してきたことを明らかにするとともに、今後もベトナムでのプロジェクトに更なる多くの資金を提供すると公約しました。
さらに、サウジ公共投資ファンドのヤシル・オスマン・ アルルマイヤン総裁との会見で、チン首相は、同ファンドが今後も、ベトナムのデジタルトランスフォーメーション、グリーン経済、循環型経済、イノベーション、再生可能エネルギー、ハイテク、工業、観光、ハラール産業などの分野への投資活動を拡大、多様化させるよう提案しました。これに対し、ヤシル・オスマン・ アルルマイヤン総裁は、現在、サウジ公共投資ファンドがベトナムに1億6千万ドル相当の金額を間接的に投資したことを明らかにするとともに、これからもベトナムのインフラ開発を目指して、更なる大規模なプロジェクトに巨額の資金を提供すると公約しました。