(VOVWORLD) -18日、ハノイで、フアム・ミン・チン首相はベトナムを訪問中のポルトガルのジョアン・ゴメス・クラヴィーニョ外務大臣と会見を行いました。
会見の様子 |
会見で、チン首相は「ベトナムとポルトガルとの協力の余地が大きいである」と明らかにした上で、ベトナムとEU=欧州連合とのFTA=自由貿易協定のメリットを活かし、両国に対し、双方間の取引総額を10億ドルに引き上げられるように」提案しました。
また、チン首相はポルトガルに対し、ベトナム産農産物、水産物、果物がポルトガル市場に進出するための便宜を図ること、EVIPA=ベトナムとEU投資保護協定の早期批准、ベトナムのIUU=違法、無報告、無規制漁業に対するEC=欧州委員会のイエローカードの早期解除などを行うよう訴えました。
この機に、チン首相は双方に対し、デジタルトランスフォーメーション、グリーンエネルギーへの転換、循環型経済、気候変動対応などの分野における協力を強化するよう提案しました。
一方、クラヴィーニョ外務大臣はベトナムが社会経済開発において収めてきた成果を称えた上で、ポルトガルは常にベトナムを東南アジア地域における重要なパートナーと見なし、ベトナムとの多面的協力関係を強化するよう希望を表明しました。