(VOVWORLD) -ベトナムは、中国との伝統的友好善隣関係、全面的な戦略的協力パートナーシップを重視しており、これを戦略的選択肢と、ベトナム外交政策の中で最優先として見なしている。
Dương Giang/TTXVN撮影 |
24日、政府本部で、ファム・ミン・チン首相は、在ベトナム中国大使館の熊波大使と懇談しました。席上、チン首相は、「ベトナムは、中国との伝統的友好善隣関係、全面的な戦略的協力パートナーシップを重視しており、これを戦略的選択肢と、ベトナム外交政策の中で最優先として見なしている」と明らかにしました。また、チン首相は、「ベトナムは、独立、自主、平和、全方位、国際関係の多様化、国際社会への主体的参入、国際共同体の責任ある一員であるという外交政策を堅持しており、この国と連携して、他国に対抗することはない」と強調しました。
チン首相によりますと、双方は、疫病対策に向けた協力を優先する必要があります。チン首相は、中国政府がベトナムへ200万回分の新型コロナワクチンを追加支援してきたことに感謝すると同時に、中国側に対し、ベトナムへのワクチン追加供与、新型コロナのワクチンと治療薬の生産技術移転、医療専門家の交換を行ったり、疫病対策の治療計画や経験を分かち合うよう要請しました。
経済協力について、チン首相は、中国が中国市場向けのベトナム製品の通関の輸入活動に便宜を図るよう提案しました。
ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海問題について、チン首相はさらに、「双方は、この海域の平和・安定の維持、海上を巡る対立を適正に処分すると同時に、ASEANと共に、DOC=海上行動宣言を十分で厳粛に実現し、COC=海上行動規範の作成に関する交渉を効果的かつ実質的に推進するために努力する必要がある」と強調しました。
一方、熊波大使は、「中国と党と政府は、ベトナムとの関係重視している。ベトナムへの新型コロナワクチンの追加供与を検討する用意があると同時に、ベトナムと共に、海上問題を適正に処分したい意向がある」と明らかにしました。