この会合で、ファム・ミン・チン首相は重要な演説を行い、いくつかの重要な提案を打ち出しました。その中で、環境と人々の健康を守るために、世界規模かつ包括的で全国民あげてのアプローチと共通認識を形成することの必要性を強調しました。また、先進国は資金提供、技術移転、人材育成の支援に関する約束を果たす責任があると指摘しました。

チン首相は、ブラジルが提案したCOP30の優先事項を支持するとともに、同会議で気候資金に関して画期的な成果を達成することが必要だと強調しました。そして、グリーンで革新的な資金メカニズムの促進や、民間セクターの積極的な関与を呼びかけました。
さらに、各国が協力してグリーン技術やデジタルインフラの開発、知識の共有を進めることで、各国間の開発格差を縮めていくべきだと訴えました。
（テープ）
「『地球に代わる環境はない』、『健康と命より大切な旅の荷物はない』、『人こそが最大の支えである』という信念のもと、ベトナムはBRICSや各国と共に、カーボンニュートラルという共通の目標達成に向けて努力し、環境、気候変動対策、保健の分野での国際的な協力メカニズムに積極的かつ効果的に貢献していきます。団結し、共に行動することでこそ、次の世代に健やかな地球、きれいな生態系、繁栄する世界、そして幸せな人類を残すことができるのです」
この会合をもって、2025年の拡大BRICS首脳会議が閉幕しました。