トランプ大統領とカナダのカーニー首相 数日内に協議か 関税問題で
(VOVWORLD) - アメリカがアメリカ・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の対象外となるカナダ製品に対し、新たに最大35%の関税を課すと発表したことを受け、カナダ政府はアメリカ側との対話に向けた動きを強めています。
カナダのルブラン米加貿易担当相は3日、アメリカのトランプ大統領とカナダのカーニー首相が「今後数日内」に協議を行う可能性が高いという見通しを示しました。
ルブラン氏は、アメリカのラトニック商務長官やグリア通商代表との最近の協議について「勇気づけられる内容だった」と述べつつも、「両国の経済にとって最善の利益となる合意にはまだ至っていない」として、交渉の継続が必要との認識を示しました。
そのうえで、「関税の一部を引き下げ、投資により大きな確実性をもたらす合意の選択肢がある」とし、今後の協議で歩み寄りが図られる可能性に言及しました。
カナダ政府は、アメリカによる追加関税が両国の経済に悪影響を及ぼすとして、外交的手段による解決を模索しています。(ロイター)