トランプ大統領「朝中ロはすべて核実験をするが、なぜ我々はしないのか」
(VOVWORLD) -トランプ米大統領がロシア・中国・北朝鮮の核実験に言及しながら「米国も核兵器実験を再開するべきだ」と明らかにしました。米国が1992年以降、核実験再開の可能性を示唆したのは初めてです。
トランプ大統領は2日(現地時間)に放送されたCBS番組「60分」のインタビューで「北朝鮮は繰り返し(核)実験をし、ロシアと中国も実験をしているが、公開していないだけ」とし「我々は唯一実験しない国だ。そのような唯一の国になることを望まない」と述べました。
続いて「我々は他のどの国よりも多くの核兵器を持っている。我々は地球を150回は吹っ飛ばせるほどの核兵器を保有している」とし「それでこれがまともに作動するかどうかを確認する必要がある。そうでなければ実際に作動するかどうか分からない」と強調しました。「我々が核を保有しているのなら実験をしなければならない。ただ、我々はそれ(核)を使用することを望まない」と話しました。
トランプ大統領は先月30日、ソーシャルメディアのトゥルース・ソーシャルに「他の国々が核実験をしているので我々も同等なレベルで核兵器実験を始めるよう国防総省に指示した」とし「その手続きはすぐに始まる」と明らかにしました。トランプ大統領は「ロシアは核弾頭搭載が可能な巡航ミサイル『ブレヴェスニク』を試験し、中国とパキスタンも地下で秘密裏に実験している」と主張しました。
「現在核実験をする国は北朝鮮だけだ」という司会者の指摘に対し、トランプ大統領は「ロシアも中国もしている。ただ、言論の自由がなく知らされていないだけ」と反論しました。続いて「彼らは言論がない社会であり、我々は開かれた社会であるため(実験をすれば)誰もが知る」と述べました。
米国は1996年に包括的核実験禁止条約(CTBT)に署名しましたが、上院が批准せず条約は発効しませんでした。実質的には1992年以降は核爆発実験を中断し、コンピューターシミュレーションと非臨界実験を通じて核戦争力を維持してきました。(japanese.joins.com)