トー・ラム書記長・国家主席が米国で講演:「ベトナム・アメリカ関係、飛躍的な進展を遂げる」

(VOVWORLD) - ベトナムのトー・ラム党書記長・国家主席は22日、ニューヨークで開催されたベトナム・アメリカ関係格上げ1周年記念イベントに出席し、両国関係の発展について講演を行いました。
トー・ラム書記長・国家主席が米国で講演:「ベトナム・アメリカ関係、飛躍的な進展を遂げる」 - ảnh 1式典で講演中のトー・ラム書記長・国家主席

トー・ラム書記長・国家主席は式典で、過去30年間のベトナム・アメリカ関係の歩みを「国際関係におけるモデルケース」と評価し、次のように語りました。

(テープ)

「30年前を振り返ると、ベトナムとアメリカが戦争の傷跡を乗り越え、今日のような強固で建設的な関係を築けるとは、最も楽観的な人でさえ想像できなかったでしょう。しかし、私たちは驚くべき進展を目の当たりにしてきました。かつての敵国が友人となり、2013年には包括的パートナーシップを結びました。そして、その10年間で両国は相互理解を深め、信頼関係を築き、あらゆる分野で協力を推進してきました」

トー・ラム書記長・国家主席は、2013年の包括的パートナーシップ締結以降、相互理解の促進や信頼構築、様々な分野での協力が飛躍的に進んだと指摘しました。昨年のバイデン大統領によるベトナム訪問時に合意された「平和、協力、持続可能な発展のための包括的な戦略的パートナーシップ」への格上げは、こうした努力の集大成であると述べました。

来年に控えるベトナム・アメリカ外交関係樹立30周年に向けて、トー・ラム氏は両国のさらなる協力強化を提案しました。特に経済・貿易・投資分野での協力を重視しつつ、半導体や人工知能、グリーン技術など新分野での協力にも期待を示しました。

同イベントに出席したアメリカの元国務長官のジョン・ケリー氏は、両国の指導者と国民の努力により、両国の若い世代に新たな機会が生まれていることを評価しました。また、ダン・サリバン上院議員は、ベトナム・アメリカの包括的な戦略的パートナーシップが超党派で支持されており、地域と世界の平和と発展に貢献していると述べました。

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