(NHK)ニュージーランドでは今月5日、キー前首相が「家族との時間を犠牲にしてきた」などとして、任期の半ばで突然、辞意を表明しました。
これを受けて与党・国民党は12日、議員総会を開き、新しい党首を選ぶ手続きが行われました。
(写真:FAIRFAX NZ)
党首選挙にはイングリッシュ副首相とほかの2人が名乗りを上げていましたが、その後2人が立候補を取りやめ、イングリッシュ氏が新しい党首に選ばれました。
ニュージーランドでは議会第1党の党首が首相に就くことになっており、イングリッシュ氏は議員総会の後、宣誓式を経て首相に就任しました。
イングリッシュ新首相は54歳。1990年に国会議員に初当選したあと、2008年の総選挙で国民党が政権をとって以降はキー前首相のもと、副首相や財務相を務めてきました。
イングリッシュ新首相は記者会見で、「経済成長をすすめ、その成長が国民に広く共有できるよう努めたい」と述べて、前首相のもとで進んだ経済成長をさらに持続させていきたいとの考えを示しました。