フランス共産党執行委員会の招きに応え、党中央人事委員会のファム・ミン・チン委員長率いるベトナム共産党代表団が、６月２日から５日にかけてパリで開催されているフランス共産党の第３７回全国大会に出席しています。

チン委員長は、フランス共産党は大会で正しい路線と方針を出し、困難を乗り越え、今後も多くの成果を収めてゆくであろうとの考えを示しました。一方、フランス共産党の代表は、ベトナム共産党代表団がフランス共産党の第３７回全国大会に出席するのは両党の団結を示し、フランス共産党にとって大きな励ましとなると強調しました。

これに先立つ６月１日、チン委員長はフランス共産党のピエール・ローラン全国書記と会見しました。会見で、チン委員長は、第１２回ベトナム共産党全国大会や第１４期国会選挙などベトナムの事情を紹介しました。また、ベトナム東部海域（南シナ海）問題について、チン委員長は、１９８２年国連海洋法条約を始め国際法に従って紛争を平和的に解決するとのベトナムの終始一貫した政策を強調しました。

一方、ローラン全国書記は、ベトナム東部海域問題解決に対するベトナム共産党の立場を支持すると明らかにしました。