(VOVWORLD) - 22日午前、国会議事堂で、ブオン・デイン・フエ国会議長はベトナムを公式訪問中のアントニオ・グテーレス国連事務総長と会見しました。
グテーレス国連事務総長とフエ議長 |
会見で、フエ議長はベトナムは“誰一人取り残さない”というスローガンの持続的、包摂的な開発政策を終始一貫して実施しているとともに、国際基準とベトナムが締結した次世代の自由貿易協定に従って法律システムを完備していると明らかにしました。
フエ議長は国連に対し、ベトナム国会と国連との連結を強化し、ベトナムの国会議員に対して国連加盟国と国会活動に関する知見共有のため、便宜を図るよう望んでいると述べました。また、フエ議長はベトナムは気候変動対応に関する国連を含む国際社会の取り組みを支持していると強調し、国連の関連機関とベトナム国会の各機関が協力して、エネルギーの転換に関する対話を共催するよう提案しました。
海洋問題に関して、フエ議長は1982年国連海洋法条約を海上で発生するすべての問題の解決に適用できる。ベトナムはテロ、海賊、海洋環境汚染、武力による威嚇又は武力の行使などに対応するための国際社会のあらゆる努力を支持すると明らかにしました。
一方、グテーレス国連事務総長はベトナムは国連の積極的なメンバーであることを確認した上で、国連の活動に対するベトナムの貢献は貧困国と富裕国との格差の是正に寄与すると明らかにしました。
ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海問題に関して、グテーレス事務総長は1982年の国連海洋法条約を始め、国際法を基礎にこの問題を平和的に解決するというベトナムのスタンスを支持すると強調しました。