(VOVWORLD) - 23日午前、ハノイのタンロン皇城遺跡で、「ベトナム文化遺産・伝統から現代へ」をテーマにした展示会が開幕しました。文化・スポーツ・観光省傘下の文化遺産局が中心となり、関係機関と連携して開催するものです。
会場では、約200点の写真や資料が、ベトナム文化遺産の特徴的な価値、文化遺産保護に関する法制度と政策、ユネスコに認定・登録されたベトナムの文化遺産、持続可能な発展のための文化遺産という4つのテーマ別で紹介されています。
ベトナムには現在、約3700件の国家級遺跡、約150件の国家特別遺跡、9件の世界文化・自然遺産があります。タンロン遺跡保存センターのグエン・タイン・クアン所長は次のように述べました。
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「文化遺産は、先人が現代に託したかけがえのない財産です。それは建造物や遺物、風習だけでなく、精神や民族のアイデンティティー、記憶そのものです。世界文化遺産のタンロン皇城は、ハノイの歴史と文化の価値が結晶した場所です。今回の展示は、市民や観光客に向けた意義深い取り組みで、千年の歴史を持つ首都ハノイの象徴の一つであるハノイフラッグタワーで開催されることは、さらに大きな意味があります」
「ベトナム文化遺産―伝統から現代へ」展示会は、2025年12月23日から2026年1月15日まで開催されます。