ベトナム枯葉剤被害者協会 チャン・ト・ガ氏の訴訟を支持
29日午後、南部カントー市で、同市枯葉剤被害者協会は、セミナーを開き、枯葉剤を生産したアメリカの化学製薬会社を相手取って起こしているチャン・ト・ガ氏の訴訟に支持の意を表明しました。フランスに在留しているベトナム人のチャン・ト・ガ氏は、枯葉剤被害者への賠償を求めるため、アメリカの化学製薬会社を相手取ってフランスの裁判所に訴訟を起こしています。
セミナーで発表しているガ氏
セミナーで、ガ氏は、自分が枯葉剤に感染した記憶とその痛みについて語ったほか、枯葉剤被害者の正義を戻すための道のりを振り返りました。また、ガ氏は、「この訴訟に最後まで取り組むため、社会全体の支援と応援をお願いしたい」と述べたのに対し、セミナーに出席した代表は、できるだけ訴訟を支持・支援してゆくと明らかにしました。なお、ガ氏は、カントー市でのセミナーのあと、南部ソクチャン市での同様のセミナーにも出席する予定です。