ベトナム水素経済フォーラム開催、2030年目標に向け議論

(VOVWORLD) - 24日午前、ハノイでベトナムクリーンエネルギー誌などが主催する「ベトナム水素経済の実現化」フォーラムが開催されました。政府関係者や国際金融機関、専門家、企業関係者らが参加し、世界的な脱炭素の流れの中で、水素市場をどう発展させていくかについて活発な議論が交わされました。
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フォーラムでベトナムクリーンエネルギー協会のマイ・ズイ・ティエン会長は次のように語りました。
(テープ)
「水素、特にクリーンな製造方法で作られるグリーン水素は、世界の脱炭素化において重要な役割を果たします。水素の優れた点は、製造から利用まで二酸化炭素を一切排出しないことです。発電や自動車の燃料として使えるほか、さまざまな工業分野でも活用できます。水素はエネルギー業界の将来を担うだけでなく、持続可能な社会の実現とカーボンニュートラル達成に欠かせない技術なのです」
会議では、国家エネルギー戦略での水素の位置づけや、必要なインフラ整備、技術開発、人材育成について話し合われたほか、政策や市場の枠組み作り、国際協力のあり方についても検討されました。
ベトナムは既に2030年までの水素エネルギー発展戦略を策定しており、2030年には年間10万トンから50万トンの水素生産を目指しています。この目標により、国内需要を満たすとともに輸出も視野に入れ、エネルギー安全保障の強化とカーボンニュートラル達成に貢献したいとしています。

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