マクロン仏大統領によるベトナム訪問 二国間の戦略的パートナーシップ強化へ
(VOVWORLD) - 5月25日~27日にかけて、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が国賓としてベトナムを訪問する予定です。この訪問は両国間の包括的な戦略的パートナーシップを深化させることを目的としています。
在ベトナムフランスのブロシェ大使 |
この情報は5月23日、在ベトナムフランス大使館のオリヴィエ・ブロシェ大使によって発表されました。
マクロン大統領による今回の訪問は、ベトナム、インドネシア、シンガポールを含む東南アジア歴訪の一環であり、フランスが2018年から進めるインド太平洋戦略の一部となっています。
ブロシェ大使は、ベトナムが最初の訪問先であることは、フランスの地域政策におけるベトナムの中心的な役割を示していると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「マクロン大統領が最初の訪問先にベトナムを選んだのは、両国間の特別で強固な関係を強調するためです。我々は長い共通の歴史を持ち、過去30年あまりにわたり、二国間協力と草の根交流の両面で絶え間ない発展を見てきました。2024年10月のトー・ラム書記長のフランス訪問により、両国の関係は包括的な戦略的パートナーシップに格上げされました。そのわずか8か月後に、マクロン大統領がベトナムを訪問することは、二国間関係の質、および包括的な戦略的パートナーシップの深化に向けた両国、特にフランス側の決意を明確に示すものです」
ベトナム訪問中、マクロン大統領はベトナムの高級指導者と個別会談を行い、政治、経済、国防、教育、研究、文化、エネルギー、イノベーションなど、幅広い協力分野について協議する予定です。
この機会に、双方は複数の協力合意書に調印することになります。
さらに、マクロン大統領はハノイ科学技術大学(USTH)でも演説を行います。