マティス米国防長官「朝鮮民主主義人民共和国との戦争を急いでいるのではない」

【AFP】アメリカのジェームズ・マティス防長官は、朝鮮民主主義人民共和国の核の脅威により緊張が高まる中、韓国への訪問を前に、米政府は朝鮮民主主義人民共和国との「平和的解決」を模索していると述べました。


ここ数か月で朝鮮民主主義人民共和国が6回目となる核実験や複数のミサイル発射実験を行っていることなどから、ドナルド・トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は激しい舌戦を繰り広げてきました。

しかし、フィリピンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)の国防相会議を終えて26日にタイ入りしたマティス国防長官は、米政府は「性急に戦争をしようとしているのではなく」、外交による解決を模索していると語り「わが国や同盟国が攻撃された場合、防衛のための軍事的選択肢はあるか? もちろんある」、「しかし誰もが平和的解決を求めている」と述べました。

マティス国防長官はマニラでの国防相会議に合わせて日本の小野寺五典防衛相、韓国の宋永武(Song Young-Moo)国防相と会談し、朝鮮民主主義人民共和国の兵器開発は「これまでにない重大な脅威」をもたらしているとの認識で合意し、金正恩政権に対する外交的圧力を強めていくと明言しました。


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