ロシア、シリア反体制派が化学兵器使用した証拠を国連安保理に提出
ロシアのラブロフ外相は、シリア政府から反体制派が化学兵器を使用したことを示す証拠を入手したとし、これを国連安全保障理事会に提出する意向を示しました。ロシアのインタファクス通信が18日、報じました。どのような証拠なのか具体的に示していませんが、ロシア外務省職員がダマスカス訪問中にシリア政府から証拠を入手したとしています。ラブロフ外相は「当然、国連安保理に提出する」と述べました。
国連は16日、シリアの化学兵器使用に関する調査報告書を公表し、8月21日にダマスカス近郊で起きた攻撃で神経ガスのサリンが使用されたと断定しました。ただ、化学兵器を使用したのがアサド政権か反体制派かについては言及していません。ラブロフ外相は国連報告書について、化学兵器を使用したのは反体制派だったとのロシアの見方を覆すものではないとしています。