中国 王毅外相 韓国 ムン大統領と会談 両国が連携で一致
(VOVWORLD) -中国の王毅外相は4年ぶりに訪れた韓国で、ムン・ジェイン(文在寅)大統領と会談し、今月下旬の日中韓3か国の首脳会議を通じて両国が連携していくことで一致しました。
中国の王毅外相は5日、ソウルでムン・ジェイン大統領と会談しました。中韓関係はアメリカ軍の迎撃ミサイルシステム、THAADの韓国への配備をめぐって悪化し、王毅外相の韓国訪問は4年ぶりとなります。
会談の冒頭、ムン大統領は今月下旬に北京で開かれる日中韓3か国の首脳会議について言及し「韓国と中国との対話が今後深まることを期待する」と述べました。
これに対し王毅外相は「中韓、日中韓の協力を進めていかなければならない」と述べ、首脳会議を通じて両国が連携していくことで一致しました。
またムン大統領は北朝鮮の非核化をめぐる米朝の協議が難航している状況について触れ「非核化と平和構築のプロセスは岐路を迎えている」と述べ、中国の協力を求めました。
会談で王毅外相は「国際情勢は、単独主義、強権政治の脅威を受けている」と述べ、明言は避けながらも人権問題などをめぐって中国に圧力を強めるアメリカを改めて批判しました。