仏ロ首脳が電話会談、原発の安全や民間人の避難をめぐり協議
(VOVWORLD) - フランスのマクロン大統領とロシアのプーチン大統領は6日、電話会談を行い、ウクライナの原子力発電所の安全性について協議しました。クレムリン(ロシア大統領府)が首脳会談の内容を明らかにしました。
(写真:AFP/TTXVN) |
マクロン氏が原子力発電所の安全性について懸念を表明した際、プーチン氏は、ザポリージャ原子力発電所周辺のウクライナの過激派による挑発行為があったと指摘したということです。
プーチン氏は、ロシア軍がウクライナ人職員と協力しており、原子力発電所が通常モードで稼働することを保証していると述べました。放射線についても正常なままだということです。
プーチン氏は、こうした詳細については、国際原子力機関(IAEA)も公式に確認したと述べました。
クレムリンの発表によりますと、ロシア軍がチェルノブイリ原発を管理下に置いており、ウクライナのネオナチやテロリストによる、破滅的な結果を伴う挑発行為が行われないように保証しているということです。
マクロン氏が、ウクライナの核施設の安全性確保に向けた、チェルノブイリ地域でのIAEAとロシア、ウクライナの3者による協議を提案した際、プーチン氏は、そうした考えは原則としては有用かもしれないとしながらも、協議をビデオ会談形式か第三国で開催することを検討することにも意味があるとの見方を示しました。
両首脳は民間人の紛争地域からの避難についても協議しました。プーチン氏は、そうした喫緊の人道的課題に対する合意について、ウクライナ側が履行していないと述べました。(CNN.co.jp)