仏地方選挙が投票開始 支持拡大の極右政党は

仏地方選挙が投票開始 支持拡大の極右政党は - ảnh 1
FN党の党首(写真:AFP)


(NHK) フランスで全国規模の地方選挙の投票が日本時間の6日午後始まりました。

同時テロ事件のあとフランス各地で初めて行われる今回の選挙は、国内17の州議会の議員を比例代表で選ぶもので、どの政党が州知事に当たる議長のポストを得るかが決まる重要な選挙で、1回目の投票が日本時間の6日午後4時から始まりました。

最新の世論調査では、移民の排斥などを掲げる極右政党・国民戦線が同時テロ事件のあと支持率を急速に伸ばし、6つの州でオランド大統領の与党社会党を中心とする左派連合などを抑えて第1党になる勢いです。今回の選挙は1年半後の大統領選挙の前哨戦とも位置づけられ、これまで州議会で第1党になったことがない国民戦線がいくつの州で第1党となるか、注目されます。

フランスのメディアは、同時テロ事件の実行犯の一部が難民に紛れてヨーロッパに入っていたことが明らかになり、難民や移民の流入に懸念の声が高まっていることが国民戦線の支持拡大につながっていると分析しています。

投票は日本時間の7日早朝までに締め切られ、即日開票されます。

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