小州出身の「ミニ・メルケル」=独与党のクランプカレンバウアー新党首

(時事) -性幹事長という共通のキャリアからも「ミニ・メルケル」と呼ばれます。
小州出身の「ミニ・メルケル」=独与党のクランプカレンバウアー新党首 - ảnh 1独与党のクランプカレンバウアー新党首= theguardian.com
ドイツのメルケル首相の後継者として、中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)の新党首に選ばれました。人口100万人の小州ザールラント州首相から、メルケル氏により今年2月に幹事長に抜てきされたばかりです。女性幹事長という共通のキャリアからも「ミニ・メルケル」と呼ばれます。
CDUの党勢が衰える中、昨年の州議会選で圧勝した手腕を買われ、メルケル氏に見いだされました。党首選では「党内融和」を掲げ、対立候補も人事で重用する方針を表明しました。理性的で敵をつくらないことを重視する姿勢は、メルケル氏に通じるものがあります。
ただ、メルケル氏の求心力が低下しているだけに「私は56歳で、3人の成人した子供がいます。『ミニ』ではない」と、同一視されることには慎重だということです。政策面でも、メルケル氏が主導した寛容な難民政策への批判を念頭に、治安向上を重点課題に掲げるなど、より保守的な姿勢を示します。国政経験は少なく、外交手腕も未知数です。

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