日本の岸田首相（左）と韓国のユン・ソンニョル大統領（写真：NHK）

日本の岸田首相は、先ほど訪問先の韓国に到着しました。このあとユン・ソンニョル大統領と会談し来年の国交正常化60年を見据えて日韓関係をより強固なものにするため、安全保障を含めた幅広い分野で協力を拡大させていくことを確認する見通しです。

日韓両国の首脳による相互往来「シャトル外交」の一環として、6日から2日間の日程で韓国を訪れる岸田首相は、さきほど午後1時半すぎに政府専用機で現地に到着しました。

このあとユン・ソンニョル大統領との会談に臨みます。

会談では、ユン大統領との信頼醸成も背景に日韓関係の改善の流れが続いてきたことに触れ、自身の退任後に発足する次の政権でも韓国を重視する日本の外交方針は揺るがないことを伝えるものとみられます。

そして、来年の国交正常化60年を見据え両国の関係を後戻りさせず、より強固なものにするため、安全保障や経済、それに人的交流といった幅広い分野で協力を拡大させていくことを確認する見通しです。

岸田首相は会談後、ユン大統領との晩さん会に出席するほか、7日はソウル大学の学生らと懇談し、日韓連携の展望などをめぐって意見を交わす予定です。（NHK）