(VOVWORLD) - 24日午前、ハノイで、PCA常設仲裁裁判所ベトナム事務所の開設式が行われました。式にはベトナムのブイ・タイン・ソン外相とPCA常設仲裁裁判所のMarcin Czepelak理事長が参加し、「平和の家」という看板が事務所に取り付けられました。
開設式の様子 |
式で発言に立ったソン外相は、「PCAがベトナム事務所を開設することは国際的な統合を重視し、国際紛争の平和的解決を支援するというベトナムの一貫した姿勢を示すものである」と述べ、ベトナムや地域の国々がPCAの法律サービスを利用する際の利便性向上にもつながると明らかにしました。
一方、PCAのMarcin Czepelak理事長は、PCAベトナム事務所の開設はPCAとベトナムとの広範で有益な協力関係にとって重要な節目であると述べ、ベトナム事務所は効果的に活動し、国際紛争の解決においてPCAのイメージアップに貢献するであろうとの希望を表明しました。
なお、PCAは1899年に設立された政府間組織で、オランダのハーグに本部を置き、締結国は122か国となっています。PCAは、海洋法を含む多くの分野での国家間、国家と投資家間、国際機関と民間組織間の仲裁、調停、和解を通じた紛争解決のメカニズムを実践しています。2012年から現在までに、ベトナムの多くの著名な法律家がPCAで仲裁人を務めています。